16世紀頃のヨーロッパで、ガラスにレース模様を装飾する目的で始められたと言われ、その繊細な美しさに魅了され上流階級で流行。その後ヨーロッパ各地に広まりました。 しかし、全て手彫りという繊細な技術ゆえに大量生産が難しく、あまり世の中に出回ることもなくその後衰退していきました。近年、技術の向上で質の良い針が作られてから、手軽に出来る工芸になりました。 このグラスリッツェンという技術は日本人の手先の器用さ根気のある気質に向いているもので、とても楽しめる工芸となっています。