グラスリッツェンとは

グラスリッツェンとは、 ドイツ語でglas 《ガラス》とritzen 《傷をつける》を合わせた言葉です。 ダイヤモンドの粉末を付けた細い針のようなペンで、ガラスの表面に薄く模様を彫刻する技法です。別名ではダイヤモンドポイント彫りと言います。

☆グラスリッツェンの歴史 ☆
16世紀頃のヨーロッパで、ガラスにレース模様を装飾する目的で始められたと言われ、その繊細な美しさに魅了され上流階級で流行。その後ヨーロッパ各地に広まりました。  しかし、全て手彫りという繊細な技術ゆえに大量生産が難しく、あまり世の中に出回ることもなくその後衰退していきました。
近年、技術の向上で質の良い針が作られてから、手軽に出来る工芸になりました。   このグラスリッツェンという技術は日本人の手先の器用さ根気のある気質に向いているもので、とても楽しめる工芸となっています。

PROFILE

プロフィール

名前:山田由岐子 (Yukiko Yamada)

一般財団法人 日本手工芸指導協会 師範

現代手工芸作家協会会員
イタリア日本美術家協会会員
南画院 院人
アトリエ de ユキ 主宰

2005年にGlasritzen に出会い、増田博子先生の指導で制作を始める

2006年、2008年 東京都庭園美術館の作品展に出展

2010年、2013年、2015年に表参道のアートスペースリビーナの作品展に出展

2017年 東京都美術館での公募展 手工芸作品展にて金賞

2019年 東京都美術館 (一般財団法人 日本手工芸指導協会 主催)第53回 手工芸作品展 にて ”桜小町” 内閣総理大臣賞

2020年 21世紀アートボーダレス展 花筐にて最優秀賞グランプリ

2022年 日光東照宮 芸術の虎展 晃輝芸術作家の証 拝受

2022年 東京都美術館での 第一回現代手工芸展にて審査員賞

2023年 国立新美術館での21世紀アートボーダレス展Auroraにて参議院議員北村賞

2024年 青淵渋沢栄一翁顕彰会 忠怒一貫賞

2024年 国際画廊連盟 グローバルアートマスターズ グランプリ

2024年 第77回南画院にて南画院理事長賞を受賞

2024 日本手工芸指導協会作品展 よみうりカルチャー賞 受賞

WORKS

桜想風舞





ーOusoufubuー

満開の桜が風に舞う様子を華やかな帯柄と共に表現。ガラスの表と裏の両面から彫り立体感と動きを持たせて、単色でも彩りを感じで頂けると幸せです。

花輝蝶





ーkakichoー

優しい春風の光に揺らぎ舞う花と蝶々。レースにも花と蝶をデザインし構図の比較も表現。この工芸の美しい技術と繊細さを込めた渾身の作品。

桜小町





ーSakurakomachiー

円形のフォルムを活かし満開の桜が風に舞う様子を創作。桜の下に十二単の女性と御所車、貝合わせには日本の四季を彫り、雅宴の華やかさと日本人の桜への想いを表現。

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